■ブランド地鶏みやざき地頭鶏
みやざき地頭鶏について再度説明しておく。地頭鶏は宮崎県と鹿児島県の旧島津領地で飼育されてきた鶏で地元の農家の方が美味しい鶏肉を当時の地頭職の方に献上した事から命名されたといわれている。みやざき地頭鶏生産指定農場で生産されたことや全期間平飼い飼育、飼育期間はおおむね雄4ヶ月、雌5ヶ月、飼育密度は1 ㎡ 当たり2羽以下にする等、ブランドとして認められるまでの厳しい基準をクリアしなければ認定される事はない。品質や土壌、環境の改良を加えのびのび育ったみやざき地頭鶏はこれからの宮崎県の新しいブランド地鶏。現在は生産数も限られている為、大変貴重で高価になってしまが、その上品な肉質は格別。
■みやざき地頭鶏のもも身、雌鶏のみを使用する贅沢さ
試作の段階でその差は歴然だった。運動量が多く、伸び伸び育てられているみやざき地頭鶏は雌鶏の方が圧倒的に脂の乗りがいい。当製品第一号である、地鶏燻製の製法で製造してみると雌鶏で製造する方が味がまろやかで上品この上ない。とにかく、素材の素晴らしさに驚いた。生産者の方にも試食して頂き、みやざき地頭鶏ももスモークに関しては雌鶏で製造させて頂きたいということで確保頂いている。生産者さんの協力があってこそのみやざき地頭鶏ももスモークだ。
■タイミングよく、宮崎県がブランド制度を導入することをニュースで知る
当時の状況は、前宮崎県知事のPRのお蔭で宮崎ブームが起こり宮崎県内の市場が大変盛り上がっている時だった。商売という事だけを考えれば有難い反面、肖像権があやふやな製品などが飽和し始め、消費者の皆さんにとって「何が一番なのか?」という事が問題になり始める時だった。県外で成功例も多い、優良県産品制度を新たに設け宮崎県のお墨付きブランドを育てていこうという取り組みをニュースで聞いた時、みやざき地頭鶏ももスモークのビジュアルが頭に浮かんだ。さっそく宮崎県の担当者の元を訪れ、説明を受けた後申し込んだ。
■2009年宮崎県推奨優良県産品第一号に認定
宮崎県優良県産品制度とは商品力及び関係法令等の厳格な審査をクリアした優良な県産品を県が推奨する制度。県内の企業が、原則として県内産の素材を主要原材料として使用し、県内で製造したもの。商品力審査は地域特性、市場性、香味、デザイン・ネーミング、価格などの商品力が優れているか厳正に審査、合格したものが優良県産品として推奨されまる。みやざき地頭鶏ももスモークは2009年に加工第一号に認定された。製品に付けられている「み」のマークがお墨付きの証。2011年には「みやざき地頭鶏ムネくんせい」も認定された。
■みやざき地頭鶏加工品の中で、この上品さに勝るものはない。
値段も高価になってしまうが、食された方はその上品な味わいに驚くだろう。鶏肉と脂のほどよいバランスに噛むほどに深い味わいが広がる。ウィスキーと一緒に味わいたい。その後雑誌の取材を受けた記者の方に試食して頂いた時に全く同じ意見を言われていた。確かにみやざき地頭鶏ももスモークには相性がいい。スモーキーフレーバーをより引き立たせ至福の時が流れる事を楽しんでいる。ある雑誌に掲載された表現に感心したし、しみじみと味わって欲しいと改めて思った。
■地頭鶏の鶏皮の部分は弾力性があり固め。刻んでチャーハンなどに加えてもよい
一点だけお客様から頂いたご意見をもとに説明を。いわゆる放牧の地鶏なので、身の部分は運動量が多く柔らかいのだが皮の部分はやや固め。私などは鶏皮の部分が旨いと思うのだが、女性の方などの中に苦手という方も多い。鶏皮の部分はスモークがしっかり染み込んでいるのでチャーハンに加えて頂くと驚く程旨い。破棄するのではなく料理の素材に生かして欲しいと思う。
■大切な方への贈り物。ワンランク上のギフトを御考えの方は是非
みやざき地頭鶏ももスモークは価値を理解して頂けない事には高価な鶏加工品で終わってしまいます。大まかですが、日本の鶏肉の消費の中でブランド地鶏は1%足らず。そのなかの1%にも満たない、みやざき地頭鶏。粗製乱造するのではなく、大切に末長く宮崎ブランドとしてステイタスが上がる。付加価値を付け、誇れるブランド品を大切に製造・販売する事がこの製品の特徴であり、今後も大量生産は無理だと思っています。
【商品ページ】みやざき地頭鶏ももスモーク>>