■スモーク・エースの鶏炭火焼は価格変更したことがない。
時代の流れによって紙のヘッダータイプから袋印刷にデザインが移行したが、鶏炭火焼の真空パックタイプが1983年に誕生して以来、価格を変更したことがない。商品開発までの道のりは鶏炭火焼物語(←クリック)で読んでいただくとして、これ以上ない本物のオンリーワンの美味しさ。真空パックで流通する場合は美味しさの完成形と確信しているからだ。見かけは悪いとさんざん言われたきた。しかし、もう一度よく味わい召し上がってほしい。一般的な印象と違う味わいがありませんか?
■成長曲線は理解できるが
1987年に鶏炭火焼が誕生した時は驚きと共に比較対象がなかった。スモーク・エース以外に真空パックで温かい地鶏炭火焼を販売する、冷めた焼き鳥が美味しいわけがない。そんな考えが主流だったからだ。徐々に認知されてくると、似たような製品が続々と目につくようになる。これはどの業界でも当然の事だとは思う。1050円という私達が感じる適正価格より高く設定している会社はなかったが、余りにも安すぎる安価な価格を目にするとやはり悲しくなってしまう。薫製工房の技術を駆使して仕上げた、私達にしか出せない「冷たいままでも美味しい鶏炭火焼」の美味しさは価格以上の価値を提供していると自負しているし、応援して頂いているお客様も同じ考えを持たれていると思う。成長曲線の頂点が2007年の宮崎ブームだったと思いがちだが(←クリック)私達は何も変わっていない。究極の鶏炭火焼をこれからも進化させながら造り続ける。もっと認知して頂く努力は経営者としてしなければいけませんが。
■冷たいままで美味いは難しい。
鶏炭火焼は宮崎名物そのものであるし、業界全体で盛り上げていこうなどという考えはない。焼き鳥をただ真空パックにしている訳ではないからだ。どんな食べ物でもアツアツは美味しい。しかしながら忙しい現代社会で、屋台に列をなしてアツアツをいつも食べれるという事は不可能に近い。鶏炭火焼の使命は「宮崎名物鶏炭火焼の美味しかった思い出を手軽に再現して頂く」事にある。フライパンで焼く手間さえないかもしれない。それならば一口サイズにカットし、袋から出してそのまま召し上がり頂く事ができる。お世話になった方やお友達に手軽に配ることができる。ポイントは1つ。美味しいという事だ。
■お土産のミッションは「お国自慢できること」だと思う
宮崎空港に直営店を持っているのでお土産品として認識されているが、こんな嬉しい声をよく聞く。一例:東京で学生をしている息子がスモークエースさんの鶏炭火焼を友達に「これが本当の宮崎の鶏炭火焼!」と宣伝しているんですよ。美味しい美味しいと言っていつも喜んでくれるそうです。このような声を聞くと私達の価格は適正価格であると再確認できてうれしい。食品自体がそうだが、お国自慢できる食品はまず、美味しくなければならない。美味しさを無視して価格だけを下げることは企業努力ではないと思う。お国自慢して頂ける製品作り。口コミなどの軽い言葉では片付けられない崇高さがあるではないか。
■最近改めて違うと感じた事
情報発信はもちろん不可欠な時代になったし、このようなブログなどで私達の想いを届けることが出来るようになった事に心より感謝している。しかし、どの商品もあまり大きな差がないから(今の時代はどの製品も平均点以上だから)情報発信して想いを伝えて差別化すべき!という風潮は違うと思う。危なく、一理ある!と勘違いしそうになった。恐らくその基準はコンビニエンスストアのスイーツなどの一般論だと感じている。私達が行っていることはそんなに軽くない。もっと地味だ。食・空間・音楽は人生を豊かにする。スモーク・エースが大切にしている絶対にはずせない3つだ。違いの分かる方に届くにはどうすればいいか?その方々に伝道師になって頂き広報担当になって頂く。最近強く感じた事を思いつくままに書かせて頂いた。
【宮崎名物】鶏炭火焼商品一覧