■お世話になり続けてきた人に今年も会いに行く
小さいころ頃からその優しい眼差しは変わらない。人の話しをじっくり聞き、いつも相談に乗ってくれる。決して否定はせずに成長を見守ってくれる。そんなスモーク・エースの歴史に欠かせないとって大切な人、それが石川さんだ。宮崎で最高に美味しい農作物を作られている。メロンやキュウリやマンゴーやネギや色々・・・新鮮でホント美味しい。幸せになる。貧乏だったのに、夏になるとマスクメロンが普段使いで置いてあったのはこの方のお蔭なのだ。
■そろそろ出来たよ、取りにくるね
そんな電話を毎年頂く。収穫も最終に入っているが、この季節になるとパエリアに使用する赤ピーマンを収穫に農園までお邪魔させて頂いているのだ。惚れ惚れするほどの真っ赤なピーマンは生でかじっても充分美味しい。宮崎の太陽の元で育った赤ピーマンは、私達のパエリアの上で燃えるような赤い存在感を放つ。黄色と赤のコントラストで彩がグッと引き締まるのだ。石川さんの人柄同様、全ての農作物が繊細で優しい味がする。毎年、言葉に出来ない何かを学んで家に戻っている気がする。
■創業以来の恩人
何を隠そうスモーク・エースの工場は石川さんの敷地にあったプレハブ小屋からスタートした。家族ぐるみのお付き合いは今も変わらず、石川さんがいなかったら今のスモーク・エースの姿は無かっただろう。スモーク・エースの礎を築いてくれた方だ。この話しは非常に長くなるので、機会を見てまたお話ししようと思っている。
■自然と向き合う尊い仕事
一次産業、農家さんの苦労は計り知れない。自然と向き合い試行錯誤しながら収穫の時期を迎えようとしても自然災害などで今までの苦労が水の泡になってしまうことも多いからだ。冬に向けて美味しいパエリアの上に並ぶこの赤ピーマンも宮崎の太陽を浴びながら、愛情いっぱいに育てられた極上素材。この出会いを思い出しながら召し上がって頂ければと思う。