■日本人に愛されるソーセージ
これから季節、ビールのおつまみとして重宝されるのが粗挽きソーセージだ。お子様から大人まで大好きなソーセージは日本の食文化の一つとしてすっかり溶け込んでいる。ソーセージは、畜肉を挽いて塩や香辛料などで味付けし、燻製などの処理をしたもので、羊の腸などの「ケーシング」とよばれる細長い袋に詰めている。羊腸に肉詰めして加工する等技術は本当に素晴らしい食文化の発見だといつも思う。
■日本独自の変化を遂げてきた
日本繊細かつ多様な食文化のニーズから、独自のソーセージ文化が出来てきた。前回も話したが、ドイツで食べるソーセージが日本に馴染まないのは、ドイツソーセージは日常品として味付けしてあるからだ。風土も習慣も違う日本人は独自の発送でソーセージを開発してきたので、ドイツ人も知らないソーセージも多数存在する。いわゆるサイレントカッターで生地（エマルジョン）を作る工程が王道とされているが、スモーク・エースは良質な粗挽きソーセージが一番美味しいのではないかと思っている。当社のオリジナルソーセージ（みやざき地頭鶏入り）は体に優しい粗挽きタイプのソーセージの象徴だ。
■フレッシュなソーセージ用の肉を使用
粗挽きソーセージとは、その名の通り荒く挽いた肉を用いて作ったソーセージのことである。ほかにも絹引きやサイレントカッターで生地を作ったふんわりした食感のソーセージなど、その食感それぞれに好みがある。粗挽きのプチッとした食感は私自身も美味しいと思っているし、日本文化に溶け込んでいる為か、違和感がない。ソーセージは一般的に余り物の肉を挽くという安価なイメージがあるが、私達のオリジナル粗挽きソーセージは、ソフトベーコンに使用する極上の国産豚とみやざき地頭鶏を使用している。鶏肉を入れることにより、よりさっぱりとした味わいになっている。
■体に優しい美味しいソーセージを
添加物に敏感な方は、安価で市場に出回っているソーセージがいかに多用の添加物を使用しているかご存知のことだと思う。大手さんお作るソーセージ、安価で長期保存するためには添加物の多用は避けられない。口に入れた瞬間、舌がピリピリしてしまう。ソーセージはお子様も大好きな加工品なので、体に優しいという事を製造の際に意識している。フレッシュな素材に食品衛生法で必要とされる最低限の添加物を使用、あとは自分達の製法でじっくりスモークをかけて個性を出す。ボイルから上がってきた後のソーセージの美味しさは抜群だ。
