■40%の顧客に支持されるオンリーワンを目指して
2012年9月10日で4年目に入った社内勉強会。事のきっかけは、スタッフの管理と育成をどうしていいか分からなく、途方に暮れていたところからスタートした。前回の記事で書いた、高知県のe商人塾(→クリック)が大きなきっかけとなった事は間違いない。e商人塾合宿の進化こそ高知県そのものだと思っているのだが、2年目の勉強会に衝撃を受けた。地域密着型マーケティング、徹底的に価値を掘り起こす、スタッフを教育していく。これだ!と思った。講師をして下さった佐藤さんが宮崎に来て下さったという経緯もあり、勉強会をスタートする事を決意した。
■経営者は学ぶ機会がたくさんあるが。
スモーク・エースのスタッフはいい人しかいない。人柄で採用するに尽きるのだが、ノルマを課して営業する文化などはなかった。今もないが。ではどのように、販売スタッフと考えを共有する?全くわからなかった。しかし経営者は取捨選択しなければ流されてしまうほど学ぶ場があるのに、現場レベルでは学ぶ機会が少ない事にはかなり疑問を抱いていたことは確かだった。「あんたが先生になるしかないっしょ」宮崎空港店で佐藤さんが言った言葉が頭から離れなかった。その日の夜、高知で学んだエッセンスを分かり易くパワーポイントにまとめ、記念すべき第一回の勉強会に臨んだ。なのだが、何を言っとるか全く分からん・・・というシーンとした背筋も凍りそうな空気が漂いまくる中での一時間。辛かったが、何とか立ち上がりそれから毎月続けていること。めげずに同じことを繰り返す(笑)
■2年目の後半から徐々に変化
お客様の声プロジェクトを全員で取り組み、毎月の勉強会で学んだ気付きを添削して翌月に共有、同じことを何度も繰り返す事により、目に見えてスタッフの理解が納得に変わり深まっていく空気を感じた。毎月の気付きのレベルアップぶりが半端ではなかった。メディアに取り上げて頂いたり、目に見える結果になったこともみんなの自信に繋がった。経営者は会社として時間を与えているにも関わらず、ポカーンという空気の中で時間が過ぎ、自己嫌悪に落ちる。そんな状況が今はうそのようだ・・・と言えるようになって良かった。全く勝算がなかったので。
■時代と逆のことをする
自分達は大手ショッピングモールのお客様と闘う必要はない。商品と人の力で付加価値をつけるしか道は残されていないし、それが私達の使命だと思う。製造に携わっていない販売スタッフの足並みが揃ってくる姿は「お~っ、良かった」以外の何ものでもない。かと言って劇的に売り上げが伸びるわけではないのだが。勉強会を続けていくうちに、いろいろな「先生」も講師として参加して下さり、外部の客観的意見を頂いた幸運なことにも遭遇した。この中からカリスマが育ってくれればと思いつつ毎月自分が感じたことを20%入れながらブラッシュアップ。来月以降も淡々と勉強会を継続していきたいと思う。今や自分が学ぶことが多くなってきた。やばいぞ。