■あるお母様の一言から商品開発
辛くないウィンナーがあれば子供も楽しめるのに・・・そのような声がここ数年勉強会の報告などで頻繁に聞かれるようになってきた。究極のお酒のおつまみを自分達で作り、その感動をおすそ分けしていく。という創業の精神から「お酒がより美味しくなる」という製品開発が一つの大きなテーマだった。不思議な事に製造スタッフの中には『お酒は飲めないけど、お酒のつまみは大好き』という仲間が集まっているのも事実なので、お子様向けに・・・そんなアイディアはなかなか考えもしなかった。
■時代の変化と共に
ノンアルコールの市場が伸びてきている。若い子がお酒を飲まなくなってきていると言われて随分経つし、そのような事を経営者の方からもよく聞くようになってきた。当製品もお酒のつまみとしてではなく、晩御飯の一品として、お弁当の逸品として、そのような用途で召し上がる方が多くなってきている。それはとても喜ばしいことでもある。お弁当ということはお子様でも召し上がれるという事も考えなければいけない。その一番のポイントが「辛くない」という点だ。前の記事でもお伝えしたが、塩度は命でそのあんばいで味が引き締まる。最初に当オリジナルウィンナーの辛さを取り除いてプレーンの状態を作ってみた。非常に気の抜けたというか間の抜けた味になってしまった。
■子供だけでなく、大人も納得しないと意味がない。
試作段階で足りないものはハッキリ分かっていた。コクだ。ウィンナー(練り物)の場合は、全体に味をなじませて舌の上で総合的に美味しく返信するか、内側か外側にインパクトがあり全体的に美味しくなるかのいずれか。スパイシーさを取り除いているので、いろいろ試行錯誤してみた。誰もが好きな味。でもありきたりでない味。創業以来人気の高いスモークチーズを入れてみたらどうか?ちょっと実験してみた。
■思わず笑顔になるコクができた
最大の特徴はスモークチーズを入れていることなのだが、ただチーズをソーセージに練りこんで、外側からスモークするだけでは皮の部分しかスモークの風味がしない。そこで、中に入れるスモークチーズにも薄くスモークをかけ、皮の部分のスモークと総合して美味しい!コクがあるという状態に持って行った。小さなお子様もゆっくり食べれるようにミニサイズにした。パッケージもお子様の笑顔をイメージして笑顔マークを入れる事にした。モニター様のご意見が続々と届いているので、このブログでもまた紹介していきたいと思う。誰もが食べても美味しい。そんな商品がこれからのギフトに入っているいくことはとてもいいと思う。味はもちろん本格派だが、アクセントを加えてくれる優しい存在になりそうだ。