■私(穴井)と共に歩んできたクリスマスチキン
毎年冬季限定クリスマスチキンの予約がスタートする時にはドキドキする。クリスマスチキンは私のスモーク・エースと共に歩んできた歴史そのもので、サーフボードに乗った「サーフサンタ」がクリスマスの時期に全国を駆け巡るイメージだ。当時はあまり流通も発達していなかったが、クロネコヤマトさんのお蔭でインターネットなどでもいち早くご紹介する事ができるようになった。私にとっては何がなんでも完売しなければならない、冬の大切な製品である。
■甘ったるい惣菜では済ましてほしくない。特別の日の為に。
皆様には毎年お伝えしていることかもしれないが、骨付きクリスマスチキンの商品化のキッカケは19歳の時にアメリカの家庭で見たクリスマスの輝く光景だった。豪華な訳ではないが、年に一度のクリスマスをドレスアップしてプレゼントを用意し、ディナーに集まる素敵な光景。そのテーブルの中央、食卓の中心にクリスマスチキンとクリスマスケーキがあった。
そんな素敵なクリスマスを再現しようと骨付きチキンをクリスマスイブの日に探したが、甘ったるいソースの惣菜チキンしかなく、むなしい思いをした。その経験からクリスマスがきらびやかな1日になるよう、日本で一番美味しいクリスマスチキンを作ろう。そんな想いから誕生したのが冬季限定クリスマスチキンなのだ。
■全国をサーフボードに乗った”サーフサンタ”が飛び回る。
宮崎発全国へ。当時はインターネットが出始めのころで、今のように全国発送することが当たり前になるなんて思ってもみなかった。実店舗である宮崎空港店では県外のお客様が多かったので、地域密着という考え方より宮崎から全国へという考え方の方が強かった。サーフィンで有名な南国宮崎らしく、サーフボードに乗った「サーフサンタ」をイメージキャラクターにし、宮崎からサーフボードに乗ったサンタさんがクリスマスチキンという幸せを全国にお届けする。そんな想いを込めて毎年この季節=クリスマスチキンの季節が私自身の節目にもなっている大切な企画なのだ。
■あの時の思がきっかけに。上質な宮崎発を全国にもっとお届けしたい。
国産(主に宮崎産)の骨付きチキンを10日間あまりじっくり熟成させ、味を隅々まで浸透させる。世界に一つだけの自家製スモーカーの古典的製法でじっくりゆっくりスモークして仕上げていく。冬は燻製品の製造が混雑する為、骨付きクリスマススモークチキンの製造数も売り切れ御免とさせて頂いている。
当初は味には自信があるが販売方法が分からず、知人や友人のお世話になりながらの完売だった。当時助けて頂いた方への御恩は一生忘れない。インターネット販売などで徐々に常連様に浸透していき、いまでは12月を待たずに予約完売するまでの人気企画になった。1年に1度しか食す事のできない冬限定の美味しさと言えるだろう。
■まとめ|今年も応援よろしくお願いします!
先日、今年のクリスマスチキンの試食会をスタッフ全員で食してみたのだが最高の出来栄えだった。肉質も安定しており、熟成とスモークの工程で身が引き締まっているため想像したより食べ応えがあるというご意見を多く頂いている。毎年、一歩一歩大切にファンの皆様を増やしていきたい。あのキラキラしたクリスマスの食卓を日本全国で再現して欲しい。今年も完売御礼の報告が出来るように頑張りたいと思う。