■猛暑の中で鶏せせり香草焼の製造を乗り切る
宮崎の夏はとにかく暑い。梅雨が明けると恐怖の暑さが襲ってくる感じです。その中で夏の製造は暑さとの戦いになります。炎との戦いと言ってもいいでしょう。7月は看板商品である鶏炭火焼と鶏せせり香草焼の上半期のピーク時期でもあります。理由としてはお中元、お盆とシーズンに入ること。年末は燻製品のスケジュールが詰まっているので7月の製造が肝になること。というスモーク・エースの事情があります。梅雨明けのタイミングは体が慣れていないので要注意です。
■こまめな水分補給と「全国のお客様の為に」の精神
香ばしく焼き上げるため、外側をまず大きい炎でカリッと焼き上げます。うちの職人のみなせる技術ですが、体温の調整をしないと倒れてしまいます。この季節は水分とアイスノンなどの工夫をしながら全員で乗り越えます。朝のミーティングで私が言うのは、これだけ暑い思いをして一生懸命作った製品は絶対にお客様の笑顔に変わるはず。社会的意義があります。ということです。特にベテランの製造スタッフはぶれることなく、その想いを持って日々の製造に臨んでいます。美味しいものには必ず作り手の汗と想いがあります。
■BtoCでお客様が実感できるので製造もやる気が増す現象
ここ10年はインターネットの発送が増えてきました。商品開発からお客様にお届けするまで自分たちの手で。この究極系が確立されてきたと毎回感動しています。製造も最初は目にあまり止めなかった発送の光景が近年は普通の光景となり、自分たちが製造したものがクロネコヤマトさんに直接届くんだ。お客様の声を朝のミーティングで紹介するなどにより、その意識は年々強まっています。宮崎空港店のスタッフ接客もそうですが、この猛暑の中で製造するスタッフがいるから販売することができる。次回の勉強会で意思疎通していきたいと思います。