■年末に向けて製造フル稼働します。
猛暑もあっという間に秋風に変わり過ごしやすくなりましたね。特に宮崎の夏は暑いので、スモーク・エースの夏場の製造は衛生面からスロー調整月になります。製造の大半が主婦というのもあり、伝統的な製造スタイルでもあります。その分、冬に向けて燻製品の需要が伸びるので、9月からフル稼働で年末年始を乗り切りたいと思っています。
■良質な製品を日々真面目に作り続けることでいつか光が当たる。
今年のお盆シーズンは例年よりも売り上げが伸びました。鶏炭火焼に関してはここ数年で数えきれないほどの類似品が登場しましたが、やっぱり宮崎空港直営店の鶏炭火焼が一番だった。というお客様が確信を持って戻ってきてくれたことが原因だと思っています。実際に接客をさせていただいた中での会話や、お客様からのカミングアウトも例年以上に多かったからです。大変嬉しいことですが、ここ数年のデフレ体質から特に関東圏は本当に美味しい。質の高いものをお求めになる傾向が強くなってきたと強く感じました。
■美味しくて安全。そしてその先へ
1983年の鶏炭火焼真空パックの商品開発から「美味しい、そして安全」をファーフトプライオリティに変わらず製造しています。衛生基準はHACCPを参考にスモーク・エース流に経過を全てノートに記録しています。フラットな状態での最終試食は代表である穴井が全て行います。夏場と冬場では特に塩度に対する印象が変わってくるからです。物が溢れている世の中で、私達の製品を選んでくださるお客様を大切にしながら、インターネットなどを活用して全国の方々により多く知って頂ける取り組みを強化したいと思います。
■成果が目に見え始めた実験。ティスティングセット
5月1日に発売したティスティングセット(2017年1月より厳選アソートギフトに名称変更予定)も人気が出てきました。スイーツのようなギフト箱と袋印刷を施し「デザインもこだわった」今までにない取り組みでした。適正価格を付けたつもりですが、「高い」というお客様はいらっしゃいませんでした。モニターも定期便購入者様から幅広く募りしたが、おおむね好意的な意見が大半を占めていました。デザインを前面に出す取り組みはスモーク・エース初だったので、発売日は緊張したことを思い出します。これで方向性は決まりました。
■まとめ|美味しく安全で美しく。。。へ。
ということは、きちんと付加価値として価格を認識して頂いている。それは私たちにとっては頭では分かっていても実例を体験しないと落とし込めない部分でした。見せる。というパッケージなどのプレゼンテーションも大切な時代になってきたと頭を切り替えないといけません。その辺りも含め、さらに私自身もセンスを高めるべく行動し、感動し、世界も見てこようと思っているところです。真面目に製造したもの(味に自信があるもの)をいかに素敵に見せるか。今年のギフト商戦が今から楽しみです。