天然色素とは動植物体から得られる天然の色素をいう。
化学的な性質からみると、カロチノイド類、キノン類、フラボン類やそのほか含窒素化合物などいろいろである。
最近では合成の着色料は発ガン性などで問題にされてきたため、自然に存在する色素を着色料として用いるようになってきた。すなわち植物や昆虫、カビの色素でβーカロチンや水溶性のアナットー、クルクミン、コチニールなどによる天然着色料である。