動物(特にニワトリ)の腸管内に生存し、便の中から発見されます。トリ肉、ブタ肉や動物の便で汚染された井戸水などが原因で起こります。多くは、学校、旅館、事務所など、集団給食に関連するところが原因施設となっています。
潜伏期間が1~7日と長いため、食中毒と判断しにくく、原因と疑われる食品が保存されていることも少ないので、原因究明などに支障をきたすことがあります。
症状としては
食後2~7日で、下痢、発熱、おう吐、腹痛、筋肉痛などをおこします。下痢には血が混じることがあります。
原因としては
加熱不足の肉(特に鶏肉)や生の牛レバーを食べる。生の肉に使った包丁で切った調理済みの食品が原因として考えられます。
予防策として
包丁やまな板を使うときは、先に生野菜などの加熱しない食品を切り、生の肉はあとで切りましょう。生の肉に使った包丁やまな板と、調理済みの食品がふれないようにする。生の肉など加熱が必要な食品は、中心まで十分に加熱する。肉の汁が、生で食べるものや調理済みの食品にかからないようにする。