塩せき時間を短縮し、かつ均一にする目的でピックルを肉中に注射することであり、筋肉注射法と血管注入法がある。
筋肉注射法は、単針または多針の注射装置を用いてピックルを肉中に注入する方法であり、近年ハム類の製造には内外を問わず広く用いられている。
血管注入法は、骨付ハムのような血管組織がそのまま残っているものにピックルを注入する場合、動脈血管の元のほうからピックルを圧入して静脈血管より還流排出する事により筋肉中にピックルを分散注入する方法であるが、現在ではほとんど用いられていない。